恩田陸「puzzle(パズル)」
暑い…暑いよ。ヤヴァイよ。仕事もって帰ってきてるのに、パチ屋に涼みに行っちゃうよ!
…というわけで、今年読了した本51冊目(脈絡なし)。恩田陸:著「puzzle(パズル)」詳伝社文庫:刊。薄い本なので、すぐに読み終わってしまった…。
恩田陸は初めてです。…あれ?見返し見たら女性じゃん!しかも殆ど同いど…あわわわ。なんか、男性だとばっかり思っていたのは何故なんでしょうか…「陸」って名前が男性ぽいからかしらん。
さて、この本の裏表紙から紹介文をちょっと引用してみます。
学校の体育館で発見された餓死死体。高層アパートの屋上には、墜落したとしか思えない全身打撲死体。映画館の座席に腰掛けていた感電死体-コンクリートの堤防に囲まれた無機質な廃墟の島で見つかった、奇妙な遺体たち。しかも、死亡時刻も限りなく近い。偶然による事故なのか、殺人か?この謎に挑む二人の検事の、息詰まる攻防を描く驚愕のミステリー!
…え~?紹介に偽りがないか~?一人は挑んでないじゃん…とか読了後思ってしまったのは秘密(いや、ここでそんなこと書いたら秘密にも何にも…)w
最初に提示される、脈絡のない引用記事。鼎(かなえ)島という廃墟の島(もとは炭坑でにぎわった島だけど廃坑と共に島全体が廃墟に…って軍艦島やん…)。それぞれが謎の死を遂げた3人分の遺体。…次々においしいネタが目の前に放り出される様は、寿司屋のカウンターで「おまかせで」と言って握ってもらってるような感覚(そして財布がちょっと心配)。イイ感じです。「黒田志土(くろだしど)」「関根春(せきねしゅん)」の2人の検事が、死体があった場所を再検討しながら、この無人島を歩く。…さほど親しいようにも見えないこの2人、なぜ志土は春をさそったのか。そして春の気付いたことは。キャンバスに描かれた真実という絵はいかなるモノか。
読後の「これ本当にミステリー?」感がぬぐえない。どっちかっていうと幻想文学っぽくないか?殺人事件じゃなくてはミステリーじゃない、というつもりはないけど、どうもこう、推理が「推理か妄想か判別がつかない」状態で放っておかれてるところが、解決した感じのしない不安定感を誘いますよ…。事件のあらましは読者にきちんと(?)語られるんだけどね。
…見所…というか面白かったところはちゃんとあって、登場人物2人の腹のさぐり合いというか、春の推理を妄想として退けつつもその先が知りたい志土という心理戦の様子がイイ感じ。…「幻想的な廃墟の島でおこった事件のあらまし」という読者へのネタ晴らしがそのまま「超常現象研究会の懐疑派部員のありかたの成就」とオーバーラップするところなんか(えっと、「見ろ、さまよえるオランダ人だ!」のくだりで私はそう感じましたが)うまいことはまったなあ、と言う感じがしました。ミステリーと言われると私の感性では疑問が残るんだけど、幻想文学と捉えると小粒ながら良品だと感じますですよ、はい。
そしてちょっと引っかかったのが、「志土」という名前。どうやら仏教的な由来のある名前らしく、本人がちょっと作中で言及していたのですが、そんなこととは関係なく、名前に反応して、私の脳内では片方の判事がワイルドハーフの志弩君の顔で固定。引きずられるように春くんは三月君の顔で固定…あああなんかコミカルな幻想文学へ…もちろん瓦礫が崩れそうで「わわっ」なんて場面もばっちり脳内補完さ。…えーと、この現象は私がヲタだからでしょうか?…それとも殆ど同年代だけに作者が狙っ…(ry
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コメント
ヲタ?ヲタヲタヲ~タヲタ♪
…失礼しましたm(_ _)m
そういう風にはまっちゃうことってありますよw
投稿: ぷるるん | 2005/07/17 10:50
…えっとね、もうね、ヲタやって長いから。
今更言われたって悔しくなんかないやいっ。
…というか、もうね、不治の病ですよ…<ヲタ orz
投稿: NOIRA | 2005/07/17 17:32
一応足抜けしてるんですけどね、私。
でも考え方とかは抜けきれないので(--;)
変わんないっすw
投稿: ぷるるん | 2005/07/17 18:41
いや、私も足抜けしてるはずですが…。
イベント行ってないし、本作ってないし。
(まて、このブログがそもそも)
(そしてゲームやってたりするのはどうよと小一時間ry)
投稿: NOIRA | 2005/07/17 19:27